四日市の方より相続に関するご相談
2025年02月04日
Q:入院中の主人が余命宣告を受けて、遺産相続に関する話を専門家の先生に相談しておくと安心ではないかと主人に言われ、司法書士の先生にご連絡をいたしました。(四日市)
四日市の病院に入院中の主人は、先日主治医の先生からから治る見込みがほとんどないので覚悟するように言われました。残された家族が相続手続きなどを賄う事を心配した主人から、専門家への相談を促されました。亡くなる前のご相談で不謹慎であるかとためらいもありましたが、亡くなった後は喪失感から行動力が無くなることを考えて、今から相続の流れについて見通しを持っておきたいと思っております。基本的な手順について分かりやすく教えていただけますか。(四日市)
A:相続の流れをご紹介します。ご質問などはお気軽にご相談ください。
三重相続遺言サポートセンターにお問い合わせいただきありがとうございます。
ご相談者様が考えられている通り、大切なご家族を亡くすという事は大きな精神的負担になるにも関わらず、ご逝去後はやらなければならないことが多くございます。ご相談者様のためにも、ご主人のためにも、少しずつ準備をしておくと心にも余裕が生まれると思います。
基本的な流れですが、まずは亡くなった方(被相続人)が遺言書を遺していないか遺品整理などを通じて確認します。これは、遺言書の内容は民法で定められた法定相続よりも優先されるためです。遺言書があれば、そこに書かれた内容に従って相続手続きを行います。遺言書が無い場合の流れを以降でご案内致します。
まず被相続人の出生から死亡までの全戸籍を収集し、相続人の調査して確定させます。その際に相続人の戸籍謄本も取り寄せておきます。
次に相続財産の調査を行います。相続財産とは、被相続人が所有していた全財産にあたるものですが、この際に注意したいことは、財産という名目からイメージしやすい現金や不動産だけでなく、借金や住宅ローンなどのマイナスとなる財産も相続の対象だと言うことです。この調査においては、まずご自宅が持ち家の場合ですとご自宅と所有している不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、被相続人名義の銀行通帳など、被相続人の財産にあたる書類を集めます。そして、これら収集した書類をもとに相続財産目録の作成を行います。
続いて遺産の相続方法を決定します。もしも相続放棄や限定承認行いたい場合においては、「自己のために相続が発生したことを知った日(通常は被相続人の死亡日)から3ヶ月以内に手続きを行う。」というタイトなスケジュールとなります。
相続人・相続財産・相続方法が全て確定したら、次に行うのは遺産分割です。遺産分割協議(相続人全員で財産をどうやって分割するのかを話し合う事)により、決定した内容を「遺産分割協議書」に書き起こします。その際には相続人全員の署名・押印を行います。
そして不動産や有価証券などを相続した場合は、名義を被相続人からご自身へ変更する手続きを行います。遺産分割により相続した不動産の名義変更の際には、この「遺産分割協議書」が必要となります。
相続手続きは予想以上に複雑で難しい分野となります。まずは相続の専門家にお気軽にご相談ください。三重相続遺言サポートセンターでは四日市の皆様の相続に関するご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、三重相続遺言サポートセンターでは四日市の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。
四日市の皆様、ならびに四日市で相続手続きができる事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日を所員一同、心よりお待ち申し上げます。